中古車売買に必要な手続きや書類について

流れを把握し手効率よく書類を準備

中古車を購入するには今がチャンス?

新型コロナウィルスの影響により、大幅に落ち込んでいた新車の販売台数が盛り返しの兆しを見せています。
2020年5月までの減少傾向から6月には、前年比73%とまだまだ下回っているものの、5月の58%と比較すると大幅な増加になります。
新車の売り上げの増減に、瞬時に影響を受けることは無い中古車市場においても、新型コロナウィルスの影響は顕著でした。
月間登録台数が188万台、前年比4.8%減という過去最悪の数字になってしまった2020年上半期でしたが、8月には前年比97%まで回復しています。
自粛期間中、中古車の海外への輸出も止まってしまったことから、海外で人気の高いアルファードやランドクルーザーなどの高額車種が売れ残ってしまい、金額を大幅に値下げしている業者が見られます。
つまり、現在、中古車は「買い」の状況です。
これまで手を出しづらかった車種に手が届くかもしれません。

また、これとは逆で、自粛期間中に家で過ごす際、今後の生活スタイルなどを見据えて、車の買い替えや売却の決断をした家庭もあります。
このような流れから、2020年後半は、中古車の動きが活発になっていくと予想されています。
こうした中で、いざ、購入や売却を決めた際、必要になってくるのが様々な手続きと書類の手配です。
いったい、どんな手続きが必要になるのでしょうか。
また、用意する書類にはどんなものがあるのでしょうか。
慣れている人はすぐ理解できても、車の購入や売却なんて、そんなに経験するものではありません。
初めての人でも安心できる様な、手続きのポイントについてまとめました。

コロナ禍の中古車市場はどうなっているの?

新型コロナウィルスの影響で、輸入が止まってしまった為、多くの人気車種が軒並み価格を下げています。 海外で評価の高かった車種がオークション市場で大幅な下落。 だったら国内で売った方が、ということで、通常から20~100万円の値下げをした中古車が流通し始めています。

車の売却は増えている?

新型コロナウィルスの影響により、運送業者のトラックやタクシー等、業務で使用する車両の買取を中心に、増加傾向だといいます。 ただ、中古車オークションでの下落が続いている為、買取の条件などは厳しくなっている可能性はあります。 大手買取業者の中には、在庫を増やすチャンスと積極的に行っているところもあります。

個人の間で売買することも可能

オークションアプリやフリマアプリが一般的になったことで、個人同士で物を売り買いすることに抵抗がなくなってきています。 とはいえ、車の様な高額商品になると、料金回収や契約金額についての取り決めなど、慣れていない人には難しく、トラブルになりやすいこともあります。